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光音響(PAS)測定装置

   
光音響測定法(Photo Acoustic Spectroscopy:PAS)について
光音響とは1880年、Alexander Graham Bell によって発見された現象で、連続した光を物質に照射すると、その光と同じ波数の光が物質から発生する現象のことです。

赤外光を物質に当てると、光エネルギーを吸収した分子が同じ波数のエネルギーを出し、
その熱により周りのガスが膨張します。この膨張する時の音を特殊なマイクロホンで測定し、
エネルギーを放出しているサンプルの組成を分析します。

この原理をFT-IRアクセサリーに応用した測定法が光音響測定法(Photo Acoustic Spectroscopy:PAS)と呼ばれています。
   
  光音響(PAS)測定装置  FT-IRアクセサリー  
  PA301 光音響測定装置  
     

PASの特徴
PASは他のFT-IRアクセサリーと比較して下記のような特徴があります。
サンプルの形状・材質に依存せず、前処理が不要
カーボンを含んだものや黒っぽいサンプルもきれいに測定できる
スキャン速度を変えることで深さ方向の情報も得ることが出来る
サンプルをカップに入る大きさに切り出して置くだけ  
 
 
 
サンプルをカップに入る大きさに切り出して置くだけ
 
定性・定量 どちらの用途も可能。
 
市販の反射測定のライブラリーを定性に使用することが可能。
 
 
 
 
 
 
 
 
   

PASを使うメリット
  「混合物の全体像が把握できる」ということが最大のメリットです。
  サンプルがどのような成分から出来ているかを、サンプル全体を見る方法として、現状ではサンプルにKBr などを混ぜ、プレスする錠剤作成法しかありませんが、この方法はかなり
面倒な処理が必要です。
  また、最近はATR法等が簡便にポイントや表面情報を取る方法として非常に多く使われるようになりましたが、サンプルの分析には全体像を把握しておくことが非常に重要です。
  サンプルの全体像を把握するには、ミクロ測定とマクロ測定の両方が必要です。
PASはマクロ情報を得るための非常に有効な手段です。
   

※PASにつきましては、下記ページを覧下さい。
PA301 光音響測定装置
FT-IR装置と組み合わせた場合
サンプル測定例
黒っぽいサンプルの測定
深さ方向の情報
 
 
※本ページに掲載されている画像・資料は、全てGASERA社より提供されています。


お問い合わせ先
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