V字プロセスにおけるDRIP
要求・デザイン・知識・並列エンジニアリングツール


モデルベース開発

XMBD-擦り合わせ型V字プロセス

システムデザイン/トレーサビリティツール DRIP

DRIPはV字プロセスにおける「要求」〜「実装」の資産(仕様や取り決め、値や定義など)をツールベースで連携・再利用し、トレーサビリティを取り、「テスト」のために活用頂けるツールです。

これにより、「要求」での仕様や「実装」したモデルを、その場限りで終わらせることなく、相互に反映・認識し合い、活用し、「テスト」に繋げる事が可能となります。

実質ウォーターフォール的であった、もしくは担当者間のコミュニケーションに多分に依存していた従来のV字プロセスにおいて、DRIPを介する事でツールレベルでの「逐次相互反映」が可能となります。


現行MBD での課題

現行のMBDでは、自然言語での要求と、システム設計結果とのトレーサビリティ連携や、要求との整合性、実現可能性、既存の知識資産との連携といった課題が存在しています。

V字プロセスのツールチェーンで課題となるのが、要求〜実装デザインに関わるシステムデザインにおけるツールチェーンギャップです。

このツールチェーンギャップを統括して開発することを目的に開発されたのが、要求・デザイン・知識・並列エンジニアリングツール DRIP(ドリップ)です。

V字のシステムデザイン部分を処理するツールDRIP(ドリップ)

DRIP内では、V字のシステムデザインの部分を上記の様に細分化し、情報を管理しています。
これをDRIPの画面を用いて表記すると、以下の様なワークフローとなります。


DRIPでのワークフロー例

上図では、ハイレベル要求から実装デザインへ進む過程で、「全体の要件定義」、デザイン・アーキテクチャを中心とした「具体的な情報の定義」、実装デザインを中心とした「実装・テスト」の大きく3つに工程が別けられます。
※ ただし、これも用途の一例であり、自由な使い方・ワークフローを許容しているのがDRIPの特徴です。


1. 全体の要件定義

ここでの要求とは、ハイレベル要求、設計原理・決定・前提条件、知的資産(ナレッジ)の仕様を定義して妥当性を検証する工程とします。
DRIPはこの妥当性検証を、記述された各仕様情報を元に分析し、自動的に結果を表示します。

ハイレベル要求をDRIP内ではRequirments、設計原理、決定、前提条件をDesign、知的資産をKnowledgeと呼称します。
これらの関係性は下図のイメージとなります。
  • 1-1. Requiementsでおおまかな要求仕様をテキストで記述します。
  • 1-2. Designでより具体的な要求仕様をテキストで記述します。
  • 1-3. Knowledgeで全体が共通で持っている知識をテキストで記述します。

記述されたKnowledgeはRequirmentsやDesignで参照され使用されます。


2. 具体的なチャート情報やテストシナリオの定義

ここでのデザイン・アーキテクチャとは、システムデザインにおけるチャート情報(関係性の情報)の仕様を記述する工程とします。
記述されたチャート情報はVisualization機能により、ツリー表示や影響範囲表示が可能です。
更に、記述されたチャート情報を元にSimulinkによる外殻モデル(ツール内ではShell Architectureと呼称します)を自動生成することができます。

  • 2-1. ローレベル要求仕様を形式言語で記述します。
  • 2-2. チャート情報をデザイン・アーキテクチャにテキストで記述します。
  • 2-3. テストシナリオを形式言語で記述します。


3. 実装・テスト

ここでの実装デザインとは、生成されたShell Architectureを元にSimulinkモデルを作りこむ工程とします。
作りこまれたSimulinkモデルをDRIP内に記述したテストシナリオと組み合わせることで、テストハーネス(Simulinkモデル)を自動生成することが可能です。

  • 3-1. Shell Architecture自動生成します。
  • 3-2. 生成されたSimulinkモデルをベースにモデル詳細を作りこみます。
  • 3-3. SimulinkモデルをDRIP内に取り込みデザイン・アーキテクチャとマッピングします。
  • 3-4. テストハーネスを自動生成します
  • 3-5. 生成されたテストハーネスを使用してテストを実施します。


仕様書開発環境DRIPで柔軟なワークフローを構築

以上がDRIPを使用した基本的な作業の流れですが、これは決して「こう使わなくてはならない」と限定された用法ではありません。
あらかじめ定められた場所に定められたタイミングでしか記入ができないと言ったことも」ありません。

DRIPは仕様書を円滑に記述するための「仕様書の開発環境」です。
Eclipseなどに代表される開発環境が自由な発想での開発に対応しているのと同じく、DRIPも自由に仕様書を記述することが可能です。

DRIPを使う人それぞれの用途に応じた、それぞれの発想で自由にワークフローを構築頂けます。





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愛知県名古屋市千種区池下1-11-21
TEL:052-764-3311 FAX:052-764-3632

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