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ラマン分光法のメリット

レーザーラマン分光装置

   
  ラマン分光は基本的には物質の結晶構造・分子振動の情報をラマン散乱という形で取り込んでくるものです。
赤外分光法が赤外の吸収を情報のもとにすることに対し、ラマン分光法は散乱光の波数シフトを情報のもとにしています。

レーザーを使うことでファイバーを使いかなり遠くまで情報を運ぶことが出来ます。
また、赤外のように水やCO2の影響を受けることがなく、シャープなピークで非常に多くの情報を得ることが可能です。
さらに物質の基本振動を基準にすることで、化学情報と同時に応力・歪みなどといった物理情報を同時に得ることが可能です。

従来赤外で難しかった分野の測定に新たな可能性が開かれています。
特に当社が最も注目しておりますのがラマン分光法をプロセス制御の分野で応用することです。
 
 
 
   
  ラマンは赤外に比べて下記のようなメリットがあります。
     
  水の影響を受けない
    ― 中・近赤外はサンプルの調整が必要
  プロセスの中で直接プローブを入れるだけ
    ― 赤外はプローブの使用が困難
  分解能は波数の位置で定義される
    ― 赤外の分解能の定義は複雑
  定量性に優れている
    ― 赤外の場合光量変化が影響をする
  ケモメトリクスのモデルを生成することが容易
    ― 近赤外は難しい(自社でモデル作成が困難)
  分子構造の同定が容易
    ― 基準振動情報から分子構造がわかりやすい
  結晶構造の情報が得られる
    ― 分子の配向・結晶性などがわかりやすい
  in・situ測定が簡単
    ― 200m近くまでファイバープローブを伸ばすことが可能
  赤外吸収との補完性
    ― 中赤外スペクトルとの情報の補完が可能
  化学と同時に物理特性が観察
    ― ラマン散乱は結晶構造・分子振動と関係がある
  応力・歪みなどの測定も可能
    ― ダイナミックな状態での非接触測定が可能
  重合反応のリアルタイムモニタ
    ― 0.1秒間隔で重合反応などのモニタが可能
  ひずみ測定
    ― 引張に起因は低波数側に、圧縮に起因は高波数側にシフト
  ライブラリ
    ― 赤外とほぼ変わらない数のライブラリが充実
   



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