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レーザー

プロセスラマンシステム


  ラマン分光装置に使われるレーザーはほとんどの場合半導体レーザーが使われます。
半導体レーザーは現在400nm(青色)近くから1800nm(赤紫)まで作られていますが、この内、488nm(青) ,532nm(緑), 670nm, 785nm, 830nm, 860nm(いずれも赤)の波長がラマン分光装置には良く使われています。 一般的には785nm(赤)が多く使われます。

  ラマン分光装置に使われる半導体レーザーは非常に安定度が要求され、波長精度は±0.1nm、繰り返し安定度は、STD~0.15cm-1 というものもあり非常に高い安定性を持っています。
ラマン分光装置で使用される半導体レーザーには、シングルモードとマルチモードの2種類があります。
シングルモードはレーザーの径を非常に小さく絞ることが出来ます(1-3μ程度)が、レーザーパワーは50-60mw程度しか得ることが出来ません。

シングルモードは主に顕微鏡を用いたラマン分光装置に使用されます。
マルチモードはもっと大きなダイオードを使いレーザー径は最大200μにもなりますが、最大1000mw近くのレーザーパワーを得ることが可能です。
マルチモードは50μから100μ以下で焦点を結ぶことは困難ですので、顕微鏡には使用することが出来ません。
   
半導体レーザーコンポーネント
         
  670nm, 785nm, 830nm, 860nm,
473nm, 488nm, 532nm 等が
用意されているが、 サンプルに合った
レーザー波長の選択が必要。
通常は532nmもしくは785nmが用いられる。



一般的な仕様

波数精度:± 0.1 nm
繰り返し安定度:STD ~ 0.15 cm-1
バンド幅:~ 1 cm-1
出力:100 mW から1500 mW.



レーザーの保証はほとんどのメーカーが9000時間もしくは1年間となっているが、実際には2~3年は持つ場合が多い。
定量性が問題となる場合、レーザーの交換時にはレベルを合わせるための注意が必要。
メーカーで交換する場合が多い。
     
       
       
       
       
       
       
         
     
     
レーザーの選択  
     
     
レーザーの安定性  
     



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