電力関連標準通信規格IEC 61850への対応
IEC61850は電力関連の通信に関する世界標準規格で、すでに全世界で数百箇所の変電所がこの規格に基づいて構築されています。
もともとは変電所内で使われるインテリジェントな電子装置(IED:Intelligent Eectronic Device)間の情報交換を標準化し、相互運用をうまく行うようにするために制定されたものですが、電力産業の他の領域にも十分摘要できるものとして非常に注目されている規格です。
日本ではまだあまり普及されておりませんが、今後導入が検討される可能性があります。
HYPERsimを使った保護リレーシステムはこの規格に準拠したテストが可能です。
Hydro-Quebecネットワークの単純化されたモデル
カナダのHydro-Quebecネットワークを単純化したモデルで、下記の2点を模擬した事例です。
故障グループ1: 過電流故障
故障グループ2: 過電圧故障
ScopeViewという機能を使い、下記の一連の操作が自動的に行われた時、このリレーの場合は、過電流故障の故障検知から除去プロセスまでの全体時間は15msecであることをテスト結果として得られます。
1.線地絡故障が起きて
2.故障電流が増大し、BUS MTL735の電圧が0に落ちる
3.リレーがトリップし、GOOSEメッセージが保護ブレーカーに送られる
4.故障が除去される
将来のテストの為に、スナップショット機能を使いメモリ上にデータが残せたり、統計処理やその他の解析の為にテータを利用することが可能です。
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