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STATCOM

電力システム

STATCOM

STATCOMは無効電力補償装置とも呼ばれ安定な電力供給には欠かせない装置です。
STATCOMの評価は系統との連動がどうしても必要ですが、実験室に系統を持ち込むことは事実上不可能のため、 実機としてのSTATCOMの評価には系統部分をバーチャルとしたリアルタイムシミュレータが非常に有効となって参ります。
パワーシステムの安定性とFACTSコントローラのレスポンスを電圧や電流の変化、無効電力、有効電力の変化、送電網のロス、故障などをシミュレーションできます。

eMEGAsimシミュレータは複雑なFACTSトポロジーの、数千にも及ぶアナログ・デジタルIOチャンネルに対する、フィアリングの生成や計測のほか、 10KHz以上の高周波数スイッチングバルブのファイアリングの生成と計測も可能です。

以下はOPAL-RTが三菱電機殿の論文(Operating performance of the STATCOM in the Kanzaki substation’, Cigre 2005, by H. Yonezawa,) をベースにし、Simlink/Simscape Electrical™(旧SimPowerSystems™)を使い検証を行った結果、得られた結論です。


OPAL-RT 資料




OPAL-RT 資料


HVDC

複雑なHVDC(High Voltage Direct Current)システムの制御や保護体系を、リアルタイムシミュレータを使ったHIL(Hardware In the Loop)モードでテストすることは新しいコントローラの開発や試運転でのダメージを最小に抑える為には必要不可欠です。

HVDCやAC電力網の電力ロスや高調波を抑え、安定性や信頼性を確保しパフォーマンスを評価するために、数千もの系統だったテストやランダムなテストが要求されます。

システムをテストしようとする時、コントロール機能や電力システム(通常FACTSデバイスやHVDCシステムを含む)間での予期せぬ相互作用でシステム全体が不安定になることがあります。
複雑なHVDCシステムを10-50μsecのタイムステップでシミュレーションできます。
最新のマルチコアIntelCPUとXillinXPFGAを用いて発電、トランス、系統を含む3相数百BUSのACシステムに接続される複数のHVDCシステムやFACTSのシミュレーションが可能です。

卓越した補間テクニックにより、サイリスタのファイアリングがタイムステップの間で起きても、0.1度の等価精度でシミュレーションできます。
SSN(StateSpaceNodal)と呼ばれる革新的なソルバを使用することで、多数のFACTSデバイスやスイッチ、フィルタを(従来の方法では必要だった)人工的な遅れ要素を使わずに並列処理する事が可能です。

同じ、もしくは近接のHVDC内の多数のサーキットブレーカーを、遅れ要素なくシミュレーションが可能です。
コントロールアルゴリズムの開発には、Simulinkを使用します。

リアルタイムシミュレータのお問い合わせ先
株式会社 NEAT
愛知県名古屋市千種区池下1-11-21
TEL:052-764-3311FAX:052-764-3632

Opal-RT Technologies,Inc.
1751 Richardson, Suite 1060 Montreal, Quebec, Canada, H3K 1G6
TEL:+1-514-935-2323 FAX:+1-514-935-4994

* 記載の会社名および製品名は、各社の登録商標および商標です。
* 無効電力補償装置(STATCOM)のお取り扱いは致しておりません。